Wednesday, January 1, 2014

いるか座新星が肉眼新星に

すばる望遠鏡同様、ハワイ島マウナケア山頂に建設を目指すTMT(サーティー・メーター・テレスコープ)計画。2021年の稼働を目指して日本では2013年度に計画が始動しました。2014年度より米国、カナダ、中国、インド等との国際協力が本格化します。TRIMOWA リモワ【TSAロックモデル】ボレロ Bolero 861.70 Multiwheel RM86170TSA 6572 85LMTは、1.4メートルの六角形の鏡を492枚も並べることで、30メートルの望遠鏡を実現しようとしています。完成すると、すばる望遠鏡の集光力の13倍、等級で3等級近く暗い天体までが観測可能となります。宇宙で最初の星はいつ頃、どのように誕生したのか、TMTは宇宙の誕生後5億年頃の姿を見せてくれることでしょう。さらに、太陽系近隣の星々の観測からは、地球型惑星を見つけ出し宇宙人が住むかもしれない星を我々に教えてくれるかもしれません。

国立天文台が欧米と協力してチリ共和国のアタカマ高地に設置を進めてきたアルマ望遠鏡の本格運用開始を記念する開所式が、2013年3月13日 (現地時間) にアルマ望遠鏡山麓施設にて執り行われました。国際協力プロジェクトとして2001年にスタートしたアルマ望遠鏡計画は、2011年に16台のアンテナを用いた初期科学観測を開始し、2013年より本格運用が始まりました。日本が担当した16台のアンテナ「いざよい」も全てが完成し、本格運用では観測画質の向上に貢献し、ぼんやりと広がった天体からの電波を捉える際に大きな威力を発揮しています。この16台のアンテナのシステム全体は2012年5月に亡くなった故・森田耕一郎教授の名を冠して「モリタアレイ」と呼ばれています。2014年はALMAでの観測結果が次々と公開されることでしょう。

2013年3月、欧州の宇宙背景放射探査衛星プランクが最新の宇宙論パラメータを発表しました。それによると、宇宙を構成している物質とエネルギーの総和のうち、通常の物質は4.9%、ダークマターは26.8%、ダークエネルギーが68.3%となりました。空に輝く恒星をはじめ宇宙を構成している元素は全体のたった4.9%に過ぎないのです。この宇宙論パラメータから推定される宇宙年齢は138.13±0.58億歳となります。WMAP衛星の結果とは僅かながら異なりますが、プランクはさらに偏光データも含めた精度の高い宇宙論パラメータを発表予定のため、今後の発表には注目していきましょう。

肉眼で長い尾が確認できるような大彗星は、北半球の日本では、1997年のヘール・ボップ彗星以来お目にかかれていません。このため、11月のアイソン彗星同様、3月のパンスターズ彗星にも肉眼で楽しめるような大彗星になるのではと期待が高まりました。目に見える恒星の半分程度は連星といって、自ら光を放つ恒星どうしがお互いを回りあっています。新星は新しい星が生まれる訳ではなく、ある種の連星で起こる現象であり、一方の恒星に隣の恒星から物質が流入し、恒星の表面で強い爆発現象が起こることで、その輝きが本来の数百倍から数百万倍にまで急激に増光する現象と考えられています。

パンスターズ彗星は3月10日に近日点を通過しマイナス1等級まで増光しました。それ以降、北半球においては夕方の西~北西の低空で尾を引く姿が確認されましたが、春霞の低空での現象であったため、多くの人びとが肉眼で見つけられる状況とはなりませんでした。しかし、発達した尾の写真が多くの人びとの関心を集めました。

また、アイソン彗星が4等台に達した11月下旬の明け方の空には、同じく4等台でラブジョイ彗星、さらにはエンケ彗星やリニア彗星など双眼鏡RIMOWA リモワ サルサ【TSAロックモデル】【4輪】スポーツ マルチ Salsa 871.80 ブラック Sport MultiWheel 75 RM87180TSA マルチ 106Lで楽しめる明るさの彗星が集合し、それぞれの彗星がもう少し明るければと残念に思う一方、やはり2013年は「彗星の年」と感じさせる年末でした。

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